間叶い人

大阪ミナミの繁華街・難波の一角、法善寺横丁。その一角に「魚貝小皿和食 一喜」はございます。全国の希少な魚介類を寿司懐石にて提供する一喜。その希少魚介に辿り着いた経緯は、店主の故郷にございます。

徳島県にて31歳の頃よりホテルの和食料理長を経験しておりました。そのホテルでは地元の魚介料理を提供しておりましたが、ある時台風の影響により、どの市場でも地元の鮮魚を仕入れる事ができませんでした。

そんな中、たった1人の漁師さんだけが嵐の中を漁に出て1本だけ獲ってきたのが「コシナガマグロ」という余り馴染みの無い珍しい魚でした。

「世の中には知られていない美味しい魚介がまだまだある」そう感じたと共に、まだ見ぬ珍しい魚の魅力を広めていきたいという想いが私の中で生まれました。その時の想いが今の一喜に繋がっております。

現在私は「間叶い人」という肩書で活動させていただいております。間叶い人とは、「生産者と消費者の間を叶える(繋ぐ)」という意味の造語。高級魚の旨味とは一味違った希少魚の滋味深さや、味わった事の無い新たな美味しさを一喜でお楽しみください。

調理イメージ

「一物全体」の精神

「一物全体」とは、ありのままの姿で分割されていない状態という、食養で使われる事が多い言葉です。生きているというのは全体で様々なバランスが取れているという事であり、そのバランスのまま人体に摂取する事が人体内のバランスを取るのにも望ましいという考えがあります。一喜ではこの一物全体の精神を取り入れ、丸ごと食べられる物は皮や種なども用いて調理いたします。

「食養」との出会い

店主が一物全体の精神を取り入れる様になったのは、自身の子供が病気になった事が切っ掛けでした。幼少の頃に命にかかわる大病を患いましたが、マクロビオティックによる食事療法によって完治し今では元気に生活しています。この「食養」との出会いを大切に、自らの料理に取り入れ、添加物は使わず、野菜もオーガニックが中心です。更に日本酒においても有機栽培米使用のものも置いています。

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鰹出汁だけに頼らない熟練の「技」

一喜ではできる限り鰹出汁に頼らず、食材の持つ自然の味を引き立てる様にしております。椎茸や昆布による精進出汁を中心に、野菜の甘味や貝の旨みを取り入れ、食材そのものを味わっていただく。火の通し加減を見極め食材を問わず対応しております。食材を主役とした和洋折衷の寿司懐石を是非ご堪能ください。

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店主の想いがこもったお料理をどうぞ

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